【丁場レポート～内垣石～】

内垣石の丁場に行ってきました。
内垣石は福岡県京都郡犀川町で採掘されます。
石質は硬く、吸水率も低く、艶もちも良く、経年変化の少ない墓石材には最適な石材です。
当店が最もオススメしている石です！
今回、内垣石採掘元㈲大束石材工業所 大束社長から色々お話を伺いました。
※以下　㈲いづか石材店→いづか、㈲大束石材工業所 大束社長→大束さん

いづか）　　いつも丁場を拝見させていただきありがとうございます。
　　　　　　資料には載っていない様な事などを教えて下さい。
　　　　　　内垣石の採掘の歴史はいつ頃からですか？

大束さん）　内垣石は私の曽祖父の時代から採掘していて、100年以上前からだと
　　　　　　聞いています。　当時は福岡県、鹿児島県、大分県、宮崎県などで
　　　　　　使われていました。

いづか）　　全国的に墓石材として使われ始めたのはいつ頃からですか？

大束さん）　全国的には30年程前からです。

いづか）　　他の銘石もそうですが、良い石は交通網が発達すると共に全国的に使われる様になりますね。
　　　　　　年間どのくらいの量が採掘できますか？

大束さん）　年間で言うとだいたい1200才です。採れない時は平気で2ヶ月採れなかったり、
　　　　　　逆に採れる時は月に300才採れたり。結構大変なんですよ。※才とは石の量の単位です。

いづか）　　山を見ると石がたくさん採れそうな気もしますけど墓石材になる良質な石材は
　　　　　　本当にごく僅かですよね。丁場でお話を聞く度に採掘している方の大変さが分かります。

大束さん）　本当にそうなんです！山を見られる方はたくさん石があって良いな～なんて言いますが
　　　　　　実際に良質な墓石材となる石は全体の２％くらいですよ。

いづか）　　２％を掘り当てるのは、宝石を探すのと同じような物ですね！
　　　　　　実際に採掘している職人さんは何人いますか？

大束さん）　現在３人で採掘しています。少ない人数ですが皆、経験豊富な職人さんです！

いづか）　　今の丁場の状況を教えて下さい。

大束さん）　今は本当に良い岩盤に当たっています。良質な内垣石が採れている最中です。
　　　　　　本当に運が良いです。採れない時は本当に採れないです！
　　　　　　だけど、　いづかさんは鳴本さんの笠岡工場に良質な内垣石のストックが
　　　　　　たくさんありますので、うちが採れなくても安心ですね！

いづか）　　本当にそうなんです、内垣石に限らず大島石や天山石も大量にストックがあるので
　　　　　　安心です！そしてその大量なストックの中から更に厳選された物が製品になりますので
　　　　　　色の濃さや石目が本当にピカイチです。工場も最先端で熟練された職人さんによる
　　　　　　プレミアム加工ですので自信を持ってお客様に販売・施工できます！

大束さん）　これからも内垣石をよろしくお願いします！

いづか）　　採掘元、加工工場、販売・施工と共に手を取りあって頑張っていきましょう！

この様なお話をさせていただきました。大束さん ありがとうございました！

実際に大束さんのお墓がある近所の墓地にも行ったのですが、そこにはたくさんの
内垣石のお墓が建っていて、古い内垣石のお墓もたくさん見る事ができ、石の硬さや
吸水率の低さ、艶もちの良さなどを確認できました！